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Team アエロスタ 女性の癒しサイト構築 レポート!vol.7
2007年09月27日

スケルトンまで出来たので、いよいよペルソナの作成です。
2種類できたスケルトンに優先順位をつけます。

これは、マーケットサイズや利用頻度など、ビジネスの目標とも
照らし合わせて決めるのがいいのですが、
今回は、まだまだビジネスというよりも、仲間で作るサイトという
ことなので、最初にコンセプトとして挙げていた“攻めの癒し”
(攻めの癒しとは、マイナスをゼロにする癒しではなく、どちらかと
 いうと、ゼロをプラスにする癒し) という部分を重視することにして、
2つのスケルトンのうち、行動的なイメージの強い方のスケルトンを
メインのペルソナにすることを決定しました。

そのスケルトンはこちら。

■■■スケルトン■■■(メインペルソナ版)

―刺激を受けて視野を広げ、精神的に満たされることで癒しを得たいペルソナ

働く女性

>>属性
ワークスタイル
● OL

>>癒しとのかかわり、実態
癒しの定義
● 仕事やプライベートでストレスを感じたり、行き詰まったときに、
  活力を得ることが癒し
● 新しいことを吸収することで視野が広がり、内面が豊かになることが癒し
● 何かの活動を通して精神的に前進することが癒し
●( 仕事、家族、友達、恋愛などの生活のバランスが保たれていることが癒し)

どんな時に癒しが必要か
● やりたいことが実行できずにたまってくるとストレスがたまり、癒されたいと
  感じる
● 心に余裕がないとき
●何か考え事をしていたり、自分の中で未解決なものを抱えていると、前に
 進めない、癒されたいと感じる

癒しの効果・結果
●癒されると、内面が豊かになったと感じて精神的に満たされる
●癒されると、視野が広がったと感じられる
●癒されると、心に余裕が生まれる
●癒されると視野が広がり、問題を解決する糸口につながって、精神的に前進
 できたと感じられる

具体的にどんなことで癒されるか
●非日常的な経験をすること
●日常生活に変化をつけること
●新しい発見をすること
● 旅行をして刺激を受けること
● 頑張っている友達と会って、話しをすること
●何か悩みや問題を抱えているときに、自分としっかり向き合うこと
●個人のホームページを制作したり、写真をとったり、絵を描いたり、創作活動を通
  じて自分を表現すること
●価値観を共有できる人とコミュニケーションをとること

>>不満、ニーズ
●人工的なものには癒されにくい
●癒しのイメージがアイテムに落ちてくるとうそ臭さを感じる
●インターネットを利用して癒されたことがない
●癒し系のサービスで癒されたことはあまりない
●悩みや、答えを探しているときはインターネットを使うので、不安の材料を取り
 除くのに役立つ情報や解決方法を得たい
●行き詰まったときは、憧れの人のライフスタイルを参考にする
●共通の好みを持つ人とつながりたい
●(レストランの情報を事前に詳しく知りたい)
●(行く店がパターン化しているので、もっと広がりが欲しい)
●(友達とコミュニケーションがとれて、オススメのレストランやショップ、癒しグッズ
  の情報が得られるサイト)

>>興味、関心
●精神的に弱っているときには関心が高まり、強いときにはそんなに意識しない

>>信念、考え方
●癒しには新たなものへの挑戦という意味合いもある
●何かに夢中になって取り組めることの方が少しくらい汗を流したとしても、後が
 気持ちよい
●時間に余裕があるときにエステやスパに行くことは、自分を甘やかしている感
 じがして癒されない
●本音で頑張っていることや失敗談などを語り合える自立した仲間との時間は
 癒される
●ちゃんと自分の足で立っていると確認すること自体がパワーになり癒される
●仕事が好きなので、忙しくてもうまくいっているときは癒される


そして、このスケルトンや、元のアンケート結果などのデータから、ペルソナに合う
キーワードを拾っていきながら“物語調”に書き上げていきました。
その時のコツは、できるだけ実際の発言からワードを選ぶようにすることで、臨場
感を出すということだそうです。

その他、ペルソナに必要な、「名前」「年齢」「住所」「職業」などは下記のような
感じで決めて行きました。

1.「年齢」:ターゲットの中間層に設定
2.「職業」:スケルトンのイメージ(行動的)に合うものということで旅行会社で海外
  ツアーの企画をしている設定に。
3.「住所」:年齢、職業などから、ふさわしい住所を選択。街のイメージも考えて。
4.「写真」:設定に近しい同僚にお願いして写真を撮らせてもらいました。
5.「名前」:ここが結構大変でした。当初は、コンサルタントさんが決めてくれた
  名前でペルソナができたのですが、その後、ペルソナを皆で再度じっくり読み
  直して、喧々諤々したあと、決定。
  いろいろ議論することで、よりペルソナへの親密感が増した気がします。

ということで、いよいよペルソナが完成しました。
実際のペルソナシートをWEB用に加工して、近日中にアップしますね!
(「続く・・・」でじらすドラマのようですね・・・)

ヒューマンインターフェースシンポジウム2007
2007年09月06日

9月4日と5日、ヒューマンインターフェースシンポジウム2007に行ってきました。
(開催は、9月3日〜9月6日まで)

このシンポジウムはヒューマンインターフェース学会が主催する、年に一度の
シンポジウムということで、今年はペルソナに関係する発表もいくつかあるという
ので、初めて参加させて頂きました。
ペルソナは、一般発表の中のユーザビリティカテゴリと対話発表(パネル展示で、
担当の方が説明してくれる)で紹介されていて、新しい発見も数多くあって
非常に有意義なシンポジウムでした。

P9070072_1.jpg


ペルソナ関連発表は下記のようなものでした。

1.ペルソナ手法と拡張HCIモデルを活用したUCD手法(1)手法の提案
  山崎 和彦、磯野 真美(千葉工業大学)
2.ペルソナ手法と拡張HCIモデルを活用したUCD手法(2)手法の実践
  磯野 真美、山崎 和彦(千葉工業大学)
3.UCD活動の事例からみたユーザー定義描写方法の分析
  松田 美奈子、吉武 良治、土屋 和夫、岡本 郁子、横田 祐介(日本IBM)
4.UCD活動の事例からみたペルソナの有効性の検討
  吉武 良治、松田 美奈子、土屋 和夫、岡本 郁子、横田 祐介(日本IBM)
5.UCD実務者の経験分析に基づくペルソナ構築・活用の有効性と課題の検証
  吉武 良治、松田 美奈子、土屋 和夫、岡本 郁子、横田 祐介(日本IBM)
6.Webサイトリニューアルのためのユーザー理解と表現
  浅野 智、熊野 幸代、小出 有紀、長谷川 真衣(横浜デジタルアーツ専門学校)
7.ユーザ調査現場におけるモニタ・プロファイリング手法の検討
  −ペルソナ構築に向けて−
  三澤 直加、簔輪 要佑(U'eyes Design)
8.「すごい」ペルソナ手法:UCD手法とファシリテーション技法の融合
  伊賀 聡一郎、新西 誠人、中臣 政司、嶋田 敦夫(リコー)

人間中心設計(UCD)手法の一部としてペルソナ法を取り入れるやりかたの
提案や、その実践結果、ユーザー定義の方法のひとつとしてのペルソナの
有効性の検証、ペルソナ構築における実務者の課題、そして、地方自治体のWEB
リニューアルにペルソナを利用した事例やペルソナ構築までの調査現場での似顔絵
とニックネームを使ったモニタ理解、さらには、ペルソナ手法だけではプロジェクトが
進みにくいという課題を解決するために考案された、ファシリテーション技法との融合
など、様々な視点で捉えられたペルソナ手法が非常に新鮮でした。
また、発表されている方々は皆さん、人間中心設計(UCD)に関して深い見識を持たれて
いる方ばかりで、大変勉強になりました。

私が、個人的に一番興味を持ったのは、ユーザ調査現場で、似顔絵とニックネームを
使って、プロジェクトメンバーがモニタの人を理解するという手法で、
確かに、ペルソナを作るための作業&ミーティングを行うときに、インタビューさせて頂いた
モニタの人のうち、「〇〇さんが、こんなこと言っていたよねー」ということがよくあるん
ですが、その時に、あまりにも実際のモニタの顔写真や、名前を多用するのは、
問題がありますし、表に出さないと意外に名前も忘れてしまったりしますから、
似顔絵とニックネームを使うのは、非常にわかりやすいし、なおかつ楽しいですよね。
今は、Wiiで自分の似顔絵が作れるくらいですから、そういうものを使うこともできます
し。
最終のペルソナでは、写真が必要ですが、調査の現場では、似顔絵を上手く利用する。
すごくいい方法だと思いました。

P9070069_2.jpg

いろいろな場面でペルソナが利用されて、ペルソナ手法自体もブラッシュアップされて
いって、益々有用な手法になっていくといいなと思います。

P9070066_3.jpg

2007年08月2007年10月

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