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富士通キッズサイトペルソナ(2.ペルソナ作成1(定量調査→「仮ペルソナ」→定性調査))
富士通キッズペルソナの作成では、まず一般に公開されている子どもに関する調査結果から仮説的なペルソナ(以下「仮ペルソナ」)を作成し、次にインタビュー調査を行いました。「仮ペルソナ」の作成を通して検証すべき点が明らかになったことと、「仮ペルソナ」をインタビュー中に活用したことで、効果的なインタビューが実施できました。今回は、その過程についてお伝えします。
■アンケート調査(定量調査)の精査と簡易ヒアリング
まず、インターネットに公開されている、子どもの生活やパソコン利用に関するアンケート調査(定量調査)の結果を収集し、精査しました。
同時に、小・中学生のお子さんを持つ同僚や、教師の知人、既に子ども向けサイトを運営している関連会社の担当者へ簡単なヒアリングを行いました。
これらの収集データを箇条書きにしてまとめた「スケルトン」が、下記になります。
こうして、ユーザーに関する基礎知識を把握し、チームで共有しました。
またこの調査の中で、小学生のインターネットの利用は「ゲームなどの遊び目的」「学校の宿題などの勉強目的」と大きく二つに分かれることがわかりました。富士通キッズの目的を考慮すると、我々のターゲットユーザーは後者であると考えました。
■「仮ペルソナ」の作成
こうして得られた情報より、「仮ペルソナ」を作成しました。
佐藤美咲ちゃん(小学校5年生・女)
明るく好奇心旺盛で勉強熱心な性格。
写真は、社内素材ライブラリにあったオリジナルのものを使用しました。また、「仮ペルソナ」を作成する中で、既存のデータでは足りない、検証すべき点が明らかになりました。これらは、ユーザーインタビューの質問項目に入れることにしました。
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定量調査と簡易ヒアリングによって作成した「仮ペルソナ」佐藤美咲ちゃん
■ユーザーインタビューによる定性調査
次に、小中学校の先生4名と、小学校5、6年生の子どもを持つ保護者5名を対象に、外部の専門家によるインタビュー(定性調査)を行いました。小学生の普段の生活から、学校や家庭におけるインターネットやパソコンの利用シーン、インターネットの利用に対する期待や不安に関してをお聞きしました。またインタビューの最後に、前工程で作成した「仮ペルソナ」を提示し、「美咲ちゃんのような小学生は、生徒さん(お子さんの周り)にいらっしゃいますか?」と質問をしました。「仮ペルソナ」を使用することにより議論が盛り上がり、ユーザーに関するさらに具体的な話を聞き出すことができました。
このインタビューから、インターネットやパソコンは、学校の「調べ学習*」の授業の中で使われるということが明らかになり、また、その目的や具体的なシーンを把握することができました。実際に授業で活用されるコンテンツを作成するためには、学校の教育現場をさらに知ることが重要です。そのためにも、さらに学校の教科書を収集してキーワードを分析し、また実際に子どもたちがどういったサイトを見ているのかを把握するために、子ども向けポータルサイトの検索キーワードの調査を行いました。
こうして、「仮ペルソナ」を「本ペルソナ」へと洗練させていくための材料を揃えることができました。
※調べ学習:児童が自分で情報を集め、その情報をまとめたり、発表したりすることを重視する授業の形態。図書館、博物館、インターネットなどを利用するので、学校でのインターネット利用の主要なニーズの1つと考えられる。
次回は、ペルソナの洗練とハンドブックの策定についてご紹介致します。
【テーマ】 03ペルソナの事例